繊細さんの幸せの見つけ方

気にしすぎて考えすぎな私が、楽しく日々を過ごすための備忘録。

これってマリッジブルー?④~家族の支え~

実家に帰った次の日、

 

 

 

自室にいると再び動悸が始まり

 

不安感が波のように

押し寄せてきたと思ったら

引いて、を繰り返していく、、、

 

 

どうやらこの症状はジェットコースターのような

大きな波があるのが特徴のようです。

 

 

 

 

あの頃は毎日が本当に不安定で、

泣きながら夫に電話をかける時も

少なくはありませんでした。

 

 

電話をするたびに取り乱して

泣いている私を、優しく受け止め

 

心の窓を開けて深呼吸してみようか。

何も心配いらないよ。大丈夫。

 

と落ち着かせてくれていた夫には、

今思い出しても感謝しかありません。

 

 

 

 

逆の立場だったら、、

 

と思うと、本当にすごいことです。

 

毎回ネガティブなことを

聞かされるほうも絶対に辛いですし

 

こんな人と結婚してやっていけるかな、、

と不安になる気持ちは絶対にあったはずです。

 

 

でも、夫は私に一切不安を与えないように

いつも、大丈夫大丈夫。

 

今すぐに結婚がしんどいなら、

延期したっていい。

いつまででも待つから。

 

とまで言ってくれました。

 

 

夫の大きすぎる愛に、

不安は小さくはならないけど、

この人の手を絶対に放してはいけない。

と強く思ったことは覚えています。

 

 

 

 

 

 

そしてある日の休日、

母と共通で好きなアーティストのライブに行く日がありました。

 

 

母にはまだ話せていなかったので、

平気なふりをして、

ライブに参戦しました。

 

 

いつもなら大興奮のはずのライブ。

 

大好きなアーティストに会えるのだから

その時間だけでも忘れられるだろう!

 

と思っていたのですが、

 

いざライブが始まると、

重低音のベースやドラムの音が

 

妙に心をざわつかせて落ち着かず、

楽しみにしていた歌に全く集中できなくなってしまいました。

 

 

そしてどんどん意識が遠のいていくような気がして

立っていられなくなり、

全員立ち見の盛り上がる曲にも着いていけず、

座り込んでしまいました。

 

 

なんとかアンコール前の休憩時間に

会場を抜け出し、トイレに行こうと言って

母も一緒に連れ出しました。

 

 

もうアンコール終了まで会場にいるのは無理だ。

立っていられないし、曲も入ってこない。

 

 

そう思って母に、

 

 

申し訳ないけど、ちょっと体調悪いから

アンコール一人で見てきて。

 

 

と言うと、

 

明らかに様子のおかしい私に、

 

妹が、あんたなんか病んでるっぽいって心配してたで。

なんかあったんか?

 

と聞きました。

 

 

 

妹は普段おちゃらけているくせに、

一番家族思いで、洞察力に優れています。

 

 

なんや、、

ばれてるやん、、、

 

 

 

とりあえず、帰ったら話すね。

一旦もったいないし、ライブ最後まで見てきて。

 

 

と言って母を見送り、

会場の外のベンチで待ちました。

 

 

結局家族にも夫にも心配かけて

どうすんのこれから、、、、

 

 

 

なんだかもう頭がぐっちゃぐちゃで、

涙が止まりませんでした。

 

 

 

帰宅後、家族会議が始まりました。

 

家族に弱みや悩みを打ち明けたことはありません。

どう話したらいいか、、、、、

 

 

 

躊躇する私に対して、

 

ほんでどうしたん??

 

と妹が切り込んできました。

 

 

 

 

ちょっと前から、気持ちがずっとしんどいねん。

頭も回らんし、憂鬱な気分が抜けへん。

 

結婚決まって不安なんかな。

地元から、家族から離れるの不安なんかも、、、

 

 

と話しながらまた涙があふれてしまいました。

 

 

 

母は私の涙に少し困惑した様子でしたが、

 

 

あんたはこの家の子や。

結婚したって、嫌になったらすぐ帰ってこればいい。

結婚生活があかんようになったら、

やめて戻ってくる場所あるやん。

 

結婚式の準備も、

一旦全部放り投げたらいい。

 

やりたくなかったらやらんでもいいし、

元気になってやりたくなったら

また一緒に考えればいい。

 

と言ってくれました。

 

結婚5年目になっても、

いまだにお守りにしている言葉です。

 

 

今までなぜか母と腹を割って向き合ってこなかったのが

不思議なくらい、

愛にあふれた言葉でした。

 

 

話下手の父は、何も言わずに立ち上がり

私が大好物である父特製みそ汁を作って

出してくれました。

 

 

妹は、一緒に涙を流してくれ、

さみしいやろ?

と言って、一緒に布団で寝てくれました。

 

 

 

そして、一旦全部忘れてあそぼう!!!

ということになり、

 

私の休みに合わせて、

家族全員が仕事の休みを合わせて、

久しぶりに家族で日帰り旅行をしよう!!!

と計画をしてくれました。

 

 

 

 

 

 

こんなに家族に恵まれていたことを、

その時初めて実感しました。